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着物大事典

せっかく美しい着物を身に着けても、移動中や食事の席で座る際に「おはしょりが崩れたらどうしよう」「裾がはだけて足が見えてしまわないか」「帯が潰れそうで心配」と不安を抱える方は少なくありません。
実は、着物での座り方には、洋服とは異なる「ちょっとしたコツ」があります。コツさえつかめば正しく座ることができ、上品かつ洗練された印象になるでしょう。
今回は、結婚式やレストランでの「椅子」や、和室での「正座」、移動中の「電車・車」といった、シーン別の正しい座り方をステップ形式で詳しく解説します。また、着崩れを防ぎたい方に向けて、目的地近くでプロに着付けをしてもらえるVASARAのレンタル着物サービスも紹介します。
レンタル着物なら浅草はじめ全国に展開中の着物レンタルVASARAをご利用ください。
「座る」動作は、着物での立ち居振る舞いにおいて、着崩れの原因となることが多いです。まずは、その根本的な理由と、座る前に確認すべきポイントについて解説します。
着物は、洋服とは異なり「一枚の長い布」を体に巻き付けて紐で固定する構造です。伸縮性がなく、体の動きによって布が引っ張られます。そのため、無造作に座ると以下のようなトラブルが発生し、立ち上がった際にだらしなく見えてしまうでしょう。
着物の合わせ目が開き、足もとが露わになってしまいます。
着物に体重がかかった状態で長時間過ごすと、座りジワができ、立ち上がった際に非常に目立ちます。
シワや着崩れを、外出先で完全に直すのは困難です。「崩れてから直す」のではなく、座り方に気を付けて「崩れないように動く」意識を持つとよいでしょう。
振袖などの「長い袖」は、そのまま座ると床について汚れてしまいます。また、椅子のアームレストや隣の人の荷物などに引っかけてしまう恐れもあります。座る直前には、必ず左右の袖を体の前で合わせて、膝の上へコンパクトにまとめましょう。
また、着物は体を筒状に包んでいるため、座る際に「裾」が左右に割れて素足が見えないよう注意が必要です。座る瞬間に手で上前(一番上・外側にある布の部分)を軽く押さえて、足もとがはだけないよう丁寧に腰を下ろしましょう。

洋食での会食や披露宴など、現代で最も多い「椅子」の座り方について解説します。
着物で椅子に座る際、最も重要なのは「背もたれを使わない」ことです。深く腰かけて背中を完全に預けると、お太鼓結びや立て矢結びなど帯の形が押し潰されてしまいます。
椅子には「浅め」に座るのが鉄則です。目安として、背もたれと自分の背中の間に、こぶし1つ分程度の隙間を空けてください。疲れてくるとつい寄りかかりたくなりますが、着物を着ている間は背筋を伸ばすことを心がけましょう。
座る直前は、上前の裾を少し持ち上げ、膝周りにゆとりを持たせましょう。
着物は布が突っ張ると着崩れを起こします。座ると膝が曲がって太もも部分の布が引っ張られますが、あらかじめ布に「ゆとり」を持たせておくことで、突っ張らずに着崩れを防ぐことが可能です。
座ったあと、長い袖をだらりと垂らしたままにするのはマナー違反であり、床に触れて汚れる原因にもなります。着席したら、左右の袖を丁寧に重ね合わせ、自分の膝の上に置きましょう。
袖を膝の上で重ねておくと、手もとが上品に見えます。椅子に座って写真撮影する際など、落ち着いた印象を与えたいシーンでぜひ実践してください。また、袖を整えておけば、食事の席で袖がテーブルの上の食器に触れたり、ソースが付いたりするトラブルも防げます。
椅子に座る際は、足もとにも気を配りましょう。洋服のときのような「足組み」は厳禁です。着物で足を組むと、裾が大きく開いて足もとが露出し、品のない印象を与えます。さらに、着物の脇線がねじれて全体が着崩れる原因になります。
膝をそろえたら、足は垂直ではなく、少し引くようにして下ろすのが美しく見せるポイントです。
和室での食事やお茶会など、伝統的なシーンでの座り方の作法を解説します。
以下5つのステップでゆっくり動作を行なうと、美しく正座できます。
座る際は、左右の踵をぴったりくっつけるのではなく、親指のみを重ねて「八の字」を作り、開いた踵の間にお尻を収めて座ります。重心を少しだけ前に置く姿勢を取ることで、足全体への圧迫感が和らぎます。
足のしびれが気になる方は、座り方を工夫して、足への負担を減らしましょう。
急に立つと、裾を踏んで転倒したり、しびれた足でバランスを崩したりする危険があります。まずは、お尻を持ち上げて、両足のつま先を立てましょう。この状態で踵の上にお尻を乗せ、足がしびれていないか確認してください。
次に、片足をややずらして、ゆっくりと立ち上がります。立ち上がったあとに、手で裾の乱れをさっと整えると、より美しい状態を保てます。
関連記事:着物で正座する際の美しい座り方|しびれや着崩れを防ぐポイントとは

電車や車など、移動中の狭い座席で着物を守るための具体的なテクニックを紹介します。
電車内は揺れることが多く、隣の人との距離も近いため、周囲への配慮も必要です。車内が空いている場合は、できるだけ車両の端の席を選び、袖が周囲に触れないようにしましょう。
基本は椅子に座るときと同じですが、電車の場合は特に「浅く座る」ことを徹底してください。深く座ると、振動で帯が背もたれに擦れ、帯結びが崩れやすくなります。
座っている間は両手を膝の上で重ね、揺れに備えて安定した姿勢を保つため足裏をしっかり床に着けておきましょう。
車の乗り降りは、着物初心者が最も苦戦するシーンの一つです。洋服のように頭や足から入る動作は、着崩れにつながります。以下の手順で、「お尻から」車内に乗り込むようにしてください。
降りる際も同様に、足をそろえて外に出してから立ち上がると、着崩れを防げます。なお、乗降時は、着物の袖や裾がドアに巻き込まれないよう、しっかり確認してからドアを開閉しましょう。
関連記事:【着崩れ防止】浅草で着物レンタルをして電車に乗るときのコツとは?
ここまで、ご自身でできる所作のコツをお伝えしましたが、そもそも着崩れしにくい着付けができていれば、多少の動きで崩れることはありません。「座ったときの着崩れが心配」「自分で着るのは難しい」という方は、プロの着付け師が在籍する着物レンタル店VASARAがおすすめです。
VASARAには、経験豊富な着付け師が多数在籍しています。初めて着物をレンタルする方も、プロによる丁寧なサポートを受けられます。店内は和やかな雰囲気なので、着物に慣れない方でも安心して楽しめる点が特徴です。
プロの技術による着付けは、単に見た目が美しいだけでなく、着崩れないよう細部まで配慮されています。VASARAでは、帯の結び方のアレンジにも対応しているため、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
VASARAは、浅草・京都・銀座など全国の主要な観光地に店舗を展開しています。多くの店舗が、駅から徒歩圏内や観光スポット付近の好立地です。
ご自宅から着物を着て移動する場合、電車や車での移動中に着崩れる恐れがあります。しかし、現地で着物をレンタルすれば、移動にともなう着崩れを抑えられます。
きれいな状態で観光をスタートし、終わったらすぐに着替えて楽な服装で帰宅するスマートな使い方ができるのも、全国展開のVASARAならではの強みです。
手軽に体験できるスタンダードなプランから、レトロモダンなコーディネートや着物で推し活を楽しめるプランまで、ご希望に応じた着物レンタルが可能です。学生やカップルの方がお得にレンタルできるプランも用意されています。
プランには、着物・帯・草履・和装バッグ・着付け・ヘアセット(スタンダード)など必要なものがすべて含まれており、手ぶらで来店可能です。荷物預かりプランもあるため、旅行の合間に身軽に着物体験を楽しめます。
レンタルする際の注意点や、実際にレンタルした体験談は以下の関連記事からご覧ください。
関連記事:着物の着付けにかかる時間とは?時間短縮のポイントとレンタル時の注意点
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着物での「座り方」は、少しの意識とコツで劇的に美しくなります。
椅子は浅く座って帯を守り、正座では裾の扱いに気を配りましょう。また、車にはお尻から乗り込み、降りるときは反対に両足をそろえて降ります。これらのマナーを守ることで、着崩れを防ぐだけでなく、上品で美しい着姿を保つことができます。
何より、安心して着物を楽しむための土台となるのが、確かな技術による着付けです。VASARAでは、プロの着付け師がお客様一人ひとりに合わせて、美しく快適な着付けを提供しています。面倒な準備や片付けも不要で、手軽に和装の魅力を体験できます。
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