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【特集版】着物コラム

【京都名所特集】第3弾 下鴨神社・寂光院

京都名所特集と銘打ってご紹介するのは、京都にある神社仏閣の特徴や歴史についてです。細かくご紹介して、観光などの際に役立てていただきたいと考えております。第3弾の今回は下鴨神社(しもがもじんじゃ)と寂光院(じゃっこういん)です。これら2つについてはそれぞれ食べ物の発祥の地という共通点があるのです。



 



●下鴨神社



下鴨神社は京都市内を流れる鴨川と高野川に挟まれた三角地帯に鎮座しており、正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいます。上賀茂神社とともに賀茂氏の氏神を祀る神社で両者合わせて賀茂社と総称されます。葵祭として知られる賀茂祭も両社で行われる祭りとして有名です。京都の社寺としては最も歴史は古く、平安京以前からの創建といわれています。境内には糺の森(ただすのもり)という東京ドームの約3倍の面積を持つ広々とした森林が広がります。ある食べ物の発祥の地と紹介しましたが、下鴨神社は「みたらし団子」の発祥の地なのです。



「串団子」「醤油団子」とも呼ばれるみたらし団子は串に刺した小さな白い焼き団子に醤油と佐藤の甘辛いタレにつけたものです。庶民的な和菓子として全国各地に広まり、祭りなどの屋台でも販売されています。串に刺す団子の数は関東と関西で異なり、関東は4個、関西では5個以上となっていることが多く、地域柄で違いが現れるのも面白いですよね。みたらし団子は漢字表記すると「御手洗団子」。下鴨神社の御手洗祭りにちなんで命名されたといわれています。「御手洗」とは神社で参拝者が手や口を清めるところのことをいいます。神社では手水所を設けていますが、下鴨神社は自然の川も利用しています。下鴨神社の本殿東側には御手洗川が流れ、御手洗池もあり、ここには御手洗社が建ちます。毎年7月の土用丑の日には御手洗祭りが行われています。これは御手洗池に足をつけることで無病息災のご利益があるといわれており、7月の土用の丑の日にはたくさんの人が訪れて池に膝までつかって無病息災を祈願します。この御手洗祭りは平安時代から続く伝統の祭りで、この御手洗祭りに参加するために訪れる参拝客をターゲットとして串団子を売る出店が登場、御手洗祭りの名物として浸透していきました。その串団子をみたらし団子と呼ぶようになったのです。この出店は「賀茂みたらし茶屋」といい、現在も神社近くに茶屋を営業しています。



賀茂みたらし茶屋のみたらし団子は串に5個の団子を刺します。1番上の団子が少し大きく、ほかの4個の団子とも間が少し離れています。これは串に刺さった団子を人の体として表しているからで、一番上の大きな団子は頭、それ以外は四肢を表現しているそうです。そのほかの説として、鎌倉時代に後醍醐天皇が下鴨神社に行幸された際に御手洗池で水をすくおうとしたところ、最初に水疱が1つ浮き上がり、そのあとに4つの泡が浮き上がってきたそうです。後醍醐天皇は下鴨神社の神を信仰しており、御手洗池の水を浴びることで長寿のご利益があると信じていたそうです。そのためこの泡を見て、長寿の吉報であると大変喜ばれました。そしてその泡を模して竹串の先に1つ、やや間をあけて4つの団子を刺したみたらし団子をつくらせたともいわれています。



みたらし団子発祥の地に行ってみて、着物を着てフォトジェニックな食べ歩き旅をしてみても楽しいと思います。



●寂光院



寂光院は京都市の北郊外、大原の里にある天台宗の寺院です。平清盛の娘で高倉天皇の中宮、徳子、のちの建礼門院が平家滅亡後に隠棲をした寺として有名です。大原の里は比叡山の北西山麓にあり、きょとから福井への会堂で小浜街道沿いにある山村です。寂光院の草創について詳しいことはわかっていませんが、推古天皇の時代に聖徳太子が父の菩提を弔うために開いたと伝えられています。寂光院は三千院のある大原は、当時比叡山の僧侶や念仏行者の修行の地で奇人の隠棲する静かでさみしい場所でした。建礼門院がこの地に移った翌年、夫の高倉天皇の父である後白河法皇が建礼門院を訪ねて寂光院を訪れる故事は平家物語の中でも言い伝えられています。



この大原の里は京都の名産品である柴漬けの発祥地です。柴漬けはなすを、刻んだ赤しその葉で塩漬けにして発行させた食べ物です。しその色素である赤紫色が移ることで鮮やかな色合いになった漬物で酸味も強くなっているのが特徴です。伝統的な漬物が多い京都においても柴漬けは京都三大漬物である「すぐき」「千枚漬け」と並んで代表的な漬物です。



大原は冬になると雪が深々と積り、寒さも厳しい土地です。そのため夏の間に採った野菜を特産の赤しそで漬け込んで、保存食として冬に備えました。戦いに敗れこの地に流された建礼門院を慰めるために得意の漬物を献上していたといいます。村人たちの温かい対応に感動した建礼門院はこの漬物に「むらさきはづけ(紫葉漬け)」という名を付けました。そこから名前が「柴漬け」と呼びやすいように変わっていったのです。柴漬けが有名になるまでには心温まる物語があったのですね。



 



いかがでしたか。今回は特産品発祥の地である下鴨神社・寂光院をご紹介しました。京都の特産品を生み出した地としてとして訪れてはいかがでしょうか。着物での散策を検討されている方はぜひ着物レンタルVASARAをご利用ください。着物レンタルVASARAは京都に3か所、京都駅・京都駅前・祇園に店舗を構えています。京都観光には非常に便利ですので、ご活用いただければ幸いです。



 



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