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着物大事典

着物コラム【京都:エリア別おすすめ情報】

京都のレンタル着物にはどんなメイクが似合う?メイクのポイントを紹介!

レンタルで着物を着るときのメイクは、濃すぎると浮いてしまい、ナチュラルメイクでは着物に負けてしまいます。 微妙なさじ加減が難しい着物メイクに、悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 今回は、着物メイクの基本から、年代と着物に合わせたメイク術も合わせてご紹介します! ■着物に似合うメイクの基本  まず、着物メイクの基本となる、ベースメイク、アイメイク、チークの入れ方について学びましょう。 最大のポイントは、普段よりも「濃い目」で「立体感のない」顔にすることです。 ◇ベースメイクは立体感を抑える 着物メイクの基礎となるベースメイクは、日本人形のような「立体感のない」肌を目指しましょう。ノーズシャドウといった掘りの深さを演出するメイクは、顔だけが浮いて見えてしまうからです。 ファンデーションはツヤがないマットタイプを選び、より肌に密着するリキッドタイプにすると、着物に合う陶器肌になれます。 そして、色は普段のものよりも少し明るめにすると、顔色も明るくなり、着物がより映えるのでおすすめです。 また、着物はうなじを出すため、耳やうなじ、首筋にも塗ると、より一体感が生まれるでしょう。 ◇アイメイクは着物の色と合わせる 化粧の中でアイメイクに重点を置く人も居ますが、着物を着たときは極力控えめにすることがポイントです。 さらに、アイシャドウの色は着物と似た色合いにすることで、浮くことなく着物に映えるメイクになります。 また、マスカラは重ね塗りせずに、細く長いまつげにすると着物との相性もよく、清楚な印象を与えられるのでおすすめです。 ◇眉毛は純和風の短めがベスト 着物に合う眉毛は太く短めで、角度を付けずにまっすぐ描くのがポイントです。 ブラウン系のペンシルで、着物負けしないようにしっかりと濃い目に描きましょう。 眉毛は顔の印象をガラっと変える力があるので、着物メイクの中でも特に気を使うポイントといえるでしょう。 ◇チークは軽く、口紅はしっかり 濃い目のチークが流行したこともありますが、着物メイクでは濃い目のチークは完全に浮くので注意が必要です。 眉毛やアイメイクなどを引き立てるように、チークは薄めに入れるようにしましょう。 口紅は色鮮やかで明るい色にすると、着物との相性が良くなります。上品で落ち着いた印象にするために、ツヤのあるラメやパール入りのものは避け、マットに仕上がるものを選ぶのがコツです。 また、リップペンシルでキレイに輪郭を作ると、肌に映えるリップが完成します。 ■年代別に適した着物メイクのコツ 着物メイクの基本は年代と関係ありませんが、年代ごとに適したメイクのコツがあります。 落ち着いた印象が似合う着物だからこそ、年代に合わないメイクで悪目立ちしないように注意しましょう。 ◇10代の着物メイク 10代ではアイメイクやチークは最低限にして、ベースメイクに重点を置くのがポイントです。 肌そのものが美しい10代では無理にメイクを意識する必要はありません。 ただし、口紅だけは赤みの強いものにすると、より大人っぽい印象になれるでしょう。 ◇20代の着物メイク 10代と同様にベースメイクはしっかりと行った上で、アイシャドウとチークもしっかり加えましょう。 20代におすすめのポイントはアイラインで、切れ長な目を演出するように、目尻を跳ね上げて描くのがコツです。 ◇30代の着物メイク 大人の魅力が増しはじめる30代では、10代、20代よりも洗練された印象を目指しましょう。 ポイントになるのがアイシャドウで、着物のベースに使われている色と、あえて違う色を選ぶのもおすすめです。 ただし、色使いが多過ぎるのは着物メイクには適さないので、色の系統が遠すぎず、浮かない色を選ぶようにしましょう。 ◇40代の着物メイク 40代からは落ち着いた色柄の着物が似合うので、メイクそれに合わせると相性が良くなります。 口紅は鮮やか過ぎず、暗くない色味にするのがポイントです。 また、40代以降ではアイラインは太くせずに、自然な仕上がりにすると悪目立ちしません。 ■着物の色柄に合わせるメイク術 着物の色柄に合わせるメイク方法は、着物をより美しく、上手に着こなせるようになります。 ◇レトロ柄 個性的ではっきりした柄が特徴のレトロ柄の着物には、切れ長な目元の和風美人メイクがおすすめです。アイラインを太目に引き、目尻で跳ねさせると切れ長な目を演出しましょう。 アイシャドウは着物の中の色から、ブルーやグリーンなど、はっきりした印象になる色を選び、口紅は赤一択で、リップペンシルを使ってキレイに仕上げるのがコツです。 ◇赤、白、黄色、茶色の系統 赤や白といった色の着物には、華やかなメイクが相性抜群です。 アイシャドウは着物のベース色をアイホール全体に広げ、差し色になるような別の色を目尻に足しましょう。 また、アイラインを太く入れ、マスカラもカールさせると、いっそう華やかさと和の雰囲気が増します。 口紅は赤やピンク系にすると相性がよく、マットに仕上げるとまとまり良くなるでしょう。 ◇ピンク・黒・紫・水色の系統 明るいピンクや水色、ダークな黒と紫という違った色味でも相性がいいのは、ピンクをメインにしたメイクです。 アイホールには薄いピンク、目尻には濃い目のピンクのアイシャドウを入れるのがポイントです。 そして、はっきりした色の口紅が基本の着物メイクで、場面に合わせてあえて淡いピンク色を使うのも個性的かつやさしい雰囲気を演出できるでしょう。 ■まとめ 着物メイクの基本とコツについてご紹介しましたが、いかがでしたか? 基本はしっかりと押さえれば、誰でも間違いのないメイクができます。 普段のメイクとはまったく別物と考え、着物を着たときにしかできないメイクを楽しむのもおすすめです。