着物の着付けにかかる時間とは?時間短縮のポイントとレンタル時の注意点
着物の着付けにかかる時間がわからないと、自宅を出る時間や待ち合わせ時刻などを決めにくく、うまく予定を立てられません。
着物の着付けにかかる時間は1時間以内が一般的ですが、選ぶ着物によって所要時間は異なり、ヘアメイクまで依頼すると1時間以上かかることもあります。
少しでも長く着物を楽しみたい場合は、着付けがスムーズに終わるような工夫を取り入れましょう。
ここでは、着物の着付け・ヘアメイクにかかる時間の目安や、着付けの時間を短縮するポイントを解説します。レンタル着物を利用する際の注意点にもふれているため、レンタル着物で出かけたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
■着物の着付け・ヘアメイクの時間とは?
美容院などでプロに着物の着付けをしてもらう場合、着付けのみの依頼と、着付けとヘアメイクの依頼では所要時間が変わります。
着物の着付けをプロに依頼するとどのくらいの時間がかかるのか、所要時間の目安を見ていきましょう。
◇着物の着付けにかかる時間の目安
プロに着付けをしてもらう場合、着付けのみであれば所要時間は15分から1時間ほどが目安です。
しかし、着物の種類によっては着付けに1時間以上かかるものもあります。着付けにかかる時間を種類別に見ていきましょう。
<着付けにかかる着物別の所要時間(目安)>
着物の種類 | 所要時間 |
小紋 | 15分~30分 |
紬 | 15分~30分 |
浴衣 | 20分~30分 |
訪問着 | 30分~40分 |
付け下げ | 20分~1時間 |
色無地 | 20分~1時間 |
黒紋付 | 30分~1時間 |
振袖 | 40分~50分 |
黒留袖 | 40分~1時間半 |
色留袖 | 40分~1時間半 |
打掛 | 40分~2時間 |
自分で着付けを行なう場合は、上記よりも10分から30分ほど長めに時間を確保しておくとよいでしょう。なお、打掛は複雑な構造のため、基本的に自分では着付けません。
「VASARA」では、Web予約で着物や浴衣を選択し、決済を行なっていただくことでレンタル当日にスムーズな着付けが可能です(空き状況によっては当日の受付も可)。
ご利用当日は、予約時間よりも少し早めにご来店ください。着付け時間の目安は30~40分ほどです。
なお、レンタル当日の流れはこちらのページでも紹介しているので、併せてご覧ください。
◇着付け&ヘアメイクにかかる時間の目安
着付けとヘアメイクを依頼する場合、合計で1時間から2時間ほどの時間が必要です。
着付け:15分~1時間程度
ヘアメイク:30分~45分程度
ヘアメイクは、一般的にショートヘアよりもロングヘアのほうが時間はかかります。アイロンやコテ、ウィッグや編み込みによるヘアアレンジを希望する場合は、さらに時間がかかる可能性もあるため、時間に余裕をもって来店しましょう。
■着付けの時間を短縮するポイント
着物をスムーズに着付けしてもらうには、以下のポイントを押さえて当日を迎えましょう。
・着付けに必要なものはすべて準備する
・前開きの服を着用する
・足袋は先に履いておく
着付けの時間を短縮するポイントをそれぞれ解説します。
◇着付けに必要なものはすべて準備する
美容院などに着付けを依頼する場合、基本的に着物や着付け小物などはすべて自分で用意する必要があります。1つでも忘れ物があると、着付けがスムーズに進まなくなってしまうため注意しましょう。
着付けに必要なものは、以下のとおりです。
<着付けに必要なもの>
着物類:
・着物
・帯・帯締め
・帯揚げ
・伊達衿
下着類:
・肌襦袢(はだじゅばん)
・裾よけ
・足袋
・補正用のタオル(2~3枚)
・補正パッド
着物と下着の間に着るもの:
・長襦袢(ながじゅばん)
・半衿(はんえり)
・衿芯(えりしん)
小物類:
・帯板
・帯枕
・腰紐(5本程度)
・伊達締めまたはゴムベルト(2本程度)
・三重仮紐
・髪飾り
・草履
・バッグ
・コーリンベルト(あれば)
・着物クリップ(あれば)
着物の着付けでは、小物類も含めると必要なものが多くあります。タンスなどにしまい込んでなかなか見つからないケースもあるため、なるべく早めに必要なものを準備しておきましょう。
◇前開きの服を着用する
着付けとヘアメイクを同時にする場合、先にヘアメイクを行なうことがあります。きれいにセットしたヘアアレンジを崩すことがないように、着付けの際はパーカーやボタンブラウスなどの前開きの服を着ていくとよいでしょう。
フェイスメイクを依頼する場合は、自前のメイクを一度落とす必要があるため、当日は薄めのメイクまたはスキンケアのみにしておくことをおすすめします。
◇足袋は先に履いておく
着物を着ると屈む動作が難しくなり、無理に屈もうとすると着物が崩れてしまう可能性があります。
そのため、動きやすいうちに足袋を履いておくことをおすすめします。スタッフから特に指示がない場合、先に足袋を履いて良いか確認するとよいでしょう。
■着付けは着物レンタルを利用するとスムーズ!注意点も確認しておこう
「気軽に着物を着たい」「着物や小物をそろえるのが難しい」といった場合は、着物レンタルを利用してはいかがでしょうか。
ここからは、着物レンタルを利用する際に必要な準備や所要時間、返却時間に関する注意点を解説します。
◇着物レンタルを利用した場合の準備や時間
着物レンタルでは、好きな着物を選んで着付けを済ませられます。美容院へ着付けを依頼するときのような準備は必要なく、手ぶらで来店できるため、自分の着物を持っていない方も気軽に着物を楽しめるでしょう。
着物レンタルを利用する場合、着付けにかかる時間は20分程度です。ただし、着物選びやヘアメイクを含めると1時間強の時間がかかります。
当日の混雑状況によっては、予定より多くの時間がかかることもあるため、繁忙期は時間に余裕をもたせて来店するようにしましょう。着物レンタルで着付けなどにかかる時間を短縮したい場合は、予約が可能な店舗を選ぶことをおすすめします。
「VASARA」では当日までに予約を行ない、着物選びや決済を済ませていただくことで、当日はスムーズな着付けが可能です。
◇着物レンタルの返却時間に関する注意点
着物レンタルでは、指定の時間までに着物を返却する必要があります。返却時間は利用する店舗やプランによって異なるため、当日の予定に合わせて時間に余裕をもてるプランを選ぶとよいでしょう。
返却時間に遅れた場合、指定の時間を超過するごとに延長料金が発生する可能性があります。
着付けの時間はレンタル時間に含まれないケースが一般的です。しかし、店舗によっては、着付けの時間やレンタル後に着物を脱ぐ時間もレンタル時間に含まれるため注意しましょう。着物レンタルを利用する際は着物を脱ぐ時間も考慮して、時間ギリギリの返却とならないようなスケジュールを立てることが大切です。
当日中の返却が難しい、返却時間までに着物を返せるかわからないという場合は、翌日返却のプランを選ぶことをおすすめします。
■着物レンタルは「VASARA」がおすすめ!
VASARAは、着付けからヘアセットまで可能な着物レンタルサービスです。手ぶらでご来店いただいたあとは、各店舗に用意された着物から、利用プランに応じて好きな着物を選んでいただけます。
ご利用の際は、Web予約フォームまたはお電話にて予約してください。空き状況によっては当日予約もできますが、事前に着物の選択や決済をしていただくことでスムーズな着付けができます。
着物のご返却は全プラン統一で17:30までとなりますが、オプションにより翌日返却(レンタル翌日17:30までの返却)や、郵送返却(レンタル翌日までに発送手配)も可能です。着物をゆったり楽しみたい方は、ぜひVASARAをご利用ください。
<VASARAの申し込み手順>
1.Web予約フォームで利用したい店舗と利用日時を選択する
2.利用したいプランと予約人数を選択する
3.追加したいオプションを選択する
4.利用者情報を入力する
5.内容を確認して次に進み、支払い方法の選択へ
※当日利用や当日予約はお電話にてお問い合わせください。
■まとめ
着物の着付けにかかる時間は、15分から1時間が目安です。しかし、着付けてもらう着物の種類や利用するサービス内容(ヘアセットやメイクの有無)によって、着付けにかかる時間は変動します。
着付けとヘアセットを行なう場合は1時間から2時間の時間が必要なため、当日は時間に余裕をもったスケジュールを立てるようにしましょう。
着付けにかかる時間を短縮させるには、手ぶらで来店できる着物レンタルの利用をおすすめします。事前予約ができ、翌日返却や郵送返却が可能な着物レンタルをお探しの方は、VASARAをぜひご利用ください。