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お正月にぴったりの着物柄や小物とは?初詣にふさわしい着こなし方を紹介!

お正月、初詣や新年の挨拶まわりなどに着物をさらっと着こなしてお出かけしたら、素敵ですよね!

でも、いざとなるとどんな着物を着ればいいのか、着こなし方にルールはあるのかなど気になることが多いものです。寒さ対策も必要ですし、備えておくべき知識がたくさん。

今回は、お正月にぴったりの着物の柄や小物などをご紹介します。ポイントをおさえて、おしゃれに着こなしてくださいね♪

■お正月におすすめの着物とは

お正月にはぴったりの着物を選ぶときには、種類や柄、色などに気配りすることが必要です。選び方のポイントをご紹介します!

◇お正月の初詣に適切な着物の種類は?

ひとくちに着物と言っても、着物には種類がさまざまあって迷いますよね。

お正月に着用してもOKな着物をひととおり挙げていきます。

・色無地(イロムジ):色あり無地の着物で訪問着のように使える

・付け下げ(ツケサゲ):訪問着を簡略したもの

・小紋(コモン):初詣や挨拶まわりに

・紬(ツムギ):カジュアルな初詣に

なかでも、お正月用の着物として一番適切でおすすめなのは小紋です。

小紋は華やかさのある着物で、お正月に初詣にお出かけするときだけでなく、ちょっとしたパーティーなどにも使える便利な着物で、一枚もっているといろいろなシーンで活躍してくれます。

◇着物の柄の選び方

着物の柄は、いろいろな意味をもった意匠がみられます。

お正月には、やはり新年の幕開けにふさわしい縁起のよい柄を選ぶべき。

ほどよい華やかさがありつつも、気品のある雰囲気の柄をチョイスしましょう。

お正月の初詣などに似合う柄を9つご紹介します。

 

  1. 宝づくし:宝物が一箇所に集められている模様
  2. 松竹梅:縁起のよい3つの模様の組み合わせ
  3. 雀:家内安全の象徴
  4. おうぎ:末広がりの形から発展を願う
  5. 鯉:飛躍や出世を願う
  6. 吉祥文様:縁起の良い動植物を描いた図柄
  7. 水仙:寒さ厳しい冬を乗り越える強さを願う
  8. 麻の葉:成長や邪気を払う
  9. 鳳凰:平和な世界の象徴

 

シンプルなデザインが好みなら、おうぎや麻の葉がおすすめ。よりお正月感を出したいときは、ほどよいよそゆき感のある松竹梅模様などがとくに好印象で人気があります。

エレガントな雰囲気を出したいときは、宝づくしや鳳凰などで、豪華に演出してもよいですね。

◇その他のおさえておきたいポイント

柄選びはとても大切ですが、色選びも重要!お正月にふさわしいのは、やはり明るい色です。

小紋には、大柄や小柄、幾何学模様までいろいろなものがありますが、一貫しているのは柄が連続して描かれているということ。

そのため、配色によってはとてもインパクトが大きくなります。おうぎ柄のような縁起のよい柄を選んでも、黒×白のモノトーンだったらマナー違反となってしまいます。

地色をダークネイビーやグレーなど落ち着いた色にしたいときは、明るい色柄の着物を選ぶようにしましょう。

■着物に合わせたい小物の選び方

着物がお正月にぴったりであっても、合わせる小物が違和感だらけでは元も子もありません。着物が決まったら、次は小物をしっかりとチョイスしていきましょう。

◇帯締め

帯締めは必ず必要となるアイテムです。選び方次第で着こなしのセンスが感じられてしまう重要なポイント。

基本的に帯締めは2本使うのがセオリーです。このとき、2本ともに着物の色と相性のよいものを選ぶようにしましょう。

ただし、あまり貧弱な印象にならないように、お正月らしい幅広のものを使うのがおすすめです。

◇帯留め

着物は本来、あれこれと宝石をつけてキラキラさせるのは、粋な着こなしとは言えません。そのため、礼装には帯留めは不要なのですが、お正月の挨拶まわりなどには、ぜひ好みの帯留めを付けておしゃれしましょう。

その際、縁起のよいモチーフの帯留めを選んで、コーディネートのアクセントとなるようにするのがおすすめです。

◇草履

草履は、バッグと合わせて揃えておくのが理想的です。また、足袋も一緒にデザインの合うものをセットにしておきましょう。

◇バッグ

バッグは、上品なハンドバッグがおすすめ。

色は着物と合わせるのが基本ですが、一番無難なものとしてはクリーム色ベースに、金や銀などの刺繍がほどこされた華やかさのあるものがいいでしょう。

◇その他

その他、大きめのハンカチがあると便利です。食事会の際に、膝の上にかけておけば汚れ防止にもなりますし上品に見えますよ。

また、袖をくくっておくことができる袖留めタスキットなどの類も用意しておくと重宝します。

■上着はどうする?防寒対策はコレ!

お正月の季節は寒さが厳しいので防寒対策も必要になります。かといって、たくさん着込んでしまうとおしゃれに見えないので、要領を得たあたたかな着こなしを目指しましょう。

◇アウター

普通のコートだと、着物の上から重ねたときに袖などがごろついてしまいますが、和装コートなら大丈夫!着物専用に工夫されたデザインなので、すっきりとした上品な着こなしが叶います。

着丈はショートから長めまでいろいろありますので、好みで選んでみましょう。

羽織も一つあると便利です。和装コートの上から重ねて着用してもOKなので、これもコーディネートを考えて、選ぶのがおすすめです。

◇ファッション小物

着物を着たときは、首元がとくに涼しくなってしまいがち。

ショールやストール、マフラーなど、首元を守るファッション小物を用意しておきましょう。普段使いできるようなものでも大丈夫です。

手元も冷えやすいので手袋も準備しておくとよいですね。

着物に合わせることを考えると、ざっくりとした編み地のナチュラルなものよりも、すっきりめのデザインがしっくりときます。

◇その他

首元や手元を保温しても、着物は通気性のよい構造になっているので冷たい風が入ってきます。そこで、防寒用の保温性の高い肌着やタイツなどを着物のアンダーに着用するのがおすすめです。

■まとめ

せっかく着物を着ていても、きちんとした着こなしができていないともったいないですよね。

ポイントをおさえてしっかり準備して、思い出に残るお正月を過ごしてくださいね!