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【特集版】着物コラム

菅原道真にまつわる神社 水火天満宮をご紹介

学問の神様として知られている『菅原道真(すがわらのみちざね)』ですが、日本各地に分霊があります。菅原道真を祭神とする神社のことを天満宮といいます。その中でも、一番最初に天満宮と名乗ることを認められたのはどの天満宮がご存知ですか?実は福岡県の大宰府天満宮ではないそうなんです。実は京都にある、『水火天満宮』という学問ではなく水難、火除けにご利益がある神社が日本で初めて天満宮と名乗ることを認められたといいます。どうして水火天満宮が天満宮を名乗ることになったのでしょうか。今回は水火天満宮の歴史と神様として祀られている藤原道長についてご紹介いたします。



 



●菅原道真とはどんな人だったのか



菅原道真は平安時代の人物で、845年~903年に実在したという人物です。若くして多くの学問を修め、33歳に文章博士(もんじょうはかせ)という現在でいう大学教授にあたる地位になりました。学者として活躍するほか、政治家としても右大臣まで昇りつめました。しかし、醍醐天皇は道真に天皇の座を脅かされることになると当時左大臣だった藤原時平にそそのかされ、道真は九州の大宰府の役人として追いやったのです。その後,病で亡くなりました。



 



●道真の怨念が天満宮の始まり



道真の死後、都の各地で疫病、藤原時平や皇太子の死、落雷が相次いで起こったため道真の祟りではないかと噂されるようになります。醍醐天皇も健康を害して亡くなった後の942年、都に住む道真の乳母(育ての母)・多治比文子のもとに道真の霊が現れて「右近の馬場(うこんのうまば)に祀れ」と告げたといわれています。比文子は身分が低く社を建てることはできませんでしたが、自宅に小さな祠を建立したといいます。これがきっかけで道真を天神として祀ることが始まりました。今もその祠は京都駅から徒歩10分ほどの「文子天満宮」に残っています。



「天神」とは人々に災いを与える荒ぶる神の総称です。怒りが天に満ちたということを意味する「天満」と合わせて、菅原道真は天神天満として北野天満宮に祀られるようになりました。時が経つにつれて、怨霊としての信仰が薄れていき、学問の神様など様々な神様として信仰されるようになっていきました。現在では菅原道真を祀る神社は全国約11800社にもなるといわれています。



 



●最初の天満宮水火天満宮



多くの天満宮が増えるより以前、西陣には水難や火難から守ってくれる水火天満宮が鎮座していました。



水火天満宮の伝承によると、「洛陽一条上る下り松の霊地に、雨水雷火の難を消除の守護神として菅公を祭る為に、延暦寺の尊意僧正に勅令ありし、日の本最初の天満宮の勧請の最初(分霊を迎えること)したといいます。言い換えると、道真公の死後、祟りによるとされる災いが相次いでいた頃(903年から北野神社が創建される947年頃まで)天皇の命により初めて道真公の神霊を勧請(分霊)し、「天満宮と名乗ることを認める」と公認を与えられた最初の神社が水火天満宮だったという事で、「日本最初の天満宮」と名乗っているんです。



そして、923年6月25日、醍醐天皇より「水火の社天満自在天神宮」という神号を賜り、管原道真の神霊を祀る水火天神天満が建立されました。



創建当初の地は尊意の邸宅があった西陣の一条下り松で、尊意が下山した際に道真と会見した縁が深い土地でもあったそうです。後の1472年9月10日、第103代・後土御門天皇が雨乞いの祈願で水火天満宮を参拝したことから、現在でも例祭が10月10日(旧暦9月10日)に執り行われています。火水天満宮は長い歴史の中で幾多の移転を繰り返した後、1950年に現在地に移されました。



 



●パワースポットの登天石



神社の境内には、登天石と呼ばれる石があります。ある日、尊意は道真の怨念を鎮めるため、雷雨の中を宮中へと急いでいました。尊意が鴨川にさしかかるとにわかに川が増水し、土手を越えて水が襲いかかってきたのです。しかし、尊意が祈願をすると水位はまたたく間に下がり、二つに割れた川の底にあった石の上に道真の神霊が現れたといいます。神霊が雨の中に消えると、雷雨も収まりました。尊意は道真が現れた石を邸宅に持ち帰り、霊を弔いました。その石が登天石だと伝えられています。



 



●京都にたくさん!菅原道真ゆかりの地



京都で菅原道真ゆかりの神社といえば北野天満宮が有名です。江戸時代には勉学が盛んになると、学問の神として道真への信仰が深まったため、道真ゆかりの神社も多く建てられました。



西洞院高辻には、道真の生誕地とされる場所に「菅大臣神社」が鎮座しています。境内には道真が生まれた時の産湯に用いたとされる菅公誕生水という井戸も残され、学問の神として信仰されています。神社のほど近くにある「北菅大臣神社」では道真の父・菅原是善が祀られています。また、京都御所の西には代々の菅原氏の邸宅である菅原院があったところに「菅原院天満宮」があり、ここもまた道真生誕の地と伝えられています。



 



●まとめ



いかがでしたか?菅原道真についての歴史と道真にまつわる神社の水火天満宮とそのほかのゆかりの地をご紹介しました。京都だけでなく各地にある菅原道真ゆかりの地でご利益を頂きにお参りされてはいかがでしょうか。着物レンタルVASARAでレンタルをして着物観光も良いかもしれませんね。



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