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着物大事典

レトロ感あふれるレンタル着物を探していて、大正モダン着物を見つけたという方は多いのではないでしょうか。なかには「アンティークな雰囲気でかわいいけれど、どのように着こなせばいいのかわからない」「そもそも大正モダンについてよく知らない」という方もいるかもしれません。
大正モダンは、西洋の文化や思想を取り入れた革新的な和洋折衷のスタイルで、ファッションの分野にも浸透しています。当時の自由で華やかなスタイルは、現代でも人気です。
この記事では、大正モダンの基礎知識、大正モダン着物の特徴や代表的な柄、おしゃれな着こなし方などを解説します。また、着物レンタルVASARAで大正モダン着物を借りられるプランも併せて紹介しますので、ぜひご一読ください。
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大正モダンとは、大正時代に生まれた和洋折衷のスタイルです。伝統的な和の要素に、西洋の新しい思想や文化などを取り入れた、先進的で革新的なライフスタイルや文化を意味します。伝統的でありながらも華やかで美しく、独創性があることから、現代でも多くの人に愛されているスタイルです。
似た言葉に、「大正ロマン」や「レトロモダン」などがあります。大正モダンは、大正ロマンとモダニズム(近代化)を合わせたスタイルと考えるとわかりやすいでしょう。
大正ロマンやレトロモダンとの違いについても解説します。
大正モダンと大正ロマンの違いは「雰囲気」です。どちらも和と西洋の要素が融合していますが、大正ロマンはロマンチックで感傷的な文化を、大正モダンは都会的・革新的な文化やライフスタイルを指します。
大正ロマンは、日本の伝統的な文化と、海外から流入してきた西洋文化が融合した、和洋折衷の情緒的な文化です。ファッションや建築など、さまざまな分野で取り入れられています。
ただし、両者は完全に区別できるものではありません。大正時代において、互いに影響し合ってきた経緯から、和洋折衷の共通イメージとして使われる場合もあります。
大正モダンとレトロモダンの大きな違いは、対象となる年代です。大正モダンは大正時代にフォーカスしている一方、レトロモダンは明治や昭和などの要素も加味されており、大正モダンはレトロモダンの大枠に含まれるといえます。
レトロモダンとは、過去の時代を思わせる「レトロ」な要素と、現代的で洗練された「モダン」な要素が融合したスタイルのことです。レトロモダンも、ファッションや建築など幅広い分野で取り入れられています。
西洋文化が流行した大正時代は、和と西洋の要素がミックスされ、着物の色・柄にも影響を与えました。大正モダン着物に見られる特徴を解説します。
大正モダン着物は、赤・藍・緑など伝統的な色のほか、鮮やかな原色カラーや落ち着きのあるパステルカラーなど、洋服的な色が多く使われていることが特徴です。大胆ながら繊細な色使いが着物の華やかな印象をより引き立てており、独特の魅力があります。
大正モダン着物の柄には、アール・デコやアール・ヌーヴォーといった西洋の芸術様式も取り入れられているのが特徴です。
幾何学模様や現代アートを想起させる柄は派手なものが多く、大正モダン着物には、伝統的な着物にはない独特の雰囲気があります。
大正モダン着物といっても、柄には多くの種類があり、それぞれに意味があります。好みやシーンに合わせて柄を選んでみましょう。
大正モダン着物でよく使われる柄を紹介します。
矢羽根(やばね)は矢の上部に付けられている羽根をモチーフとした柄で、力強さや決意を象徴しています。まっすぐに飛ぶ矢の性質から、「戻らない」「邪気を払う」といった意味が込められています。大正時代の女学生が身に付けていたこともあり、大正モダンな印象が強く、漫画でもよく描かれている着物の柄の一つです。矢羽根柄の着物は、袴と合わせ、成人式や卒業式のシーンでよく着用されています。
市松模様は異なる色の正方形を交互に並べた幾何学的な柄です。規則正しさや調和を象徴し、柄が途切れることなく連続するため、子孫繁栄や事業拡大といった縁起の良い意味もあります。シックかつモダンな印象で、古典柄になじみがない方も取り入れやすいでしょう。
縞模様は平行する直線や曲線を連続的に並べた柄で、ストライプ柄とも呼ばれています。縦縞は体のラインをすらりと細く見せてくれるとして江戸時代中期に流行し、多くの人の間で広まりました。その他にも横縞、斜め縞といった複数のパターンがあります。
縞模様はシンプルな柄で季節を選ばないため、1年中着用することが可能です。1枚あると便利な柄の着物といえます。
水玉模様は円形を複数配置した柄で、ドット柄とも呼ばれ、日本では吉祥文として古くから親しまれています。円形が太陽や月などを象徴するとされ、幸運や子孫繁栄の意味がある柄です。水滴が持つイメージから、厄を洗い流し、新たな一歩を象徴するともいわれています。
円形の並べ方や大きさによって印象が変わり、例えば水玉を大きめに、間隔を広めにすると洗練された印象になります。
洋花の代表ともいえる薔薇は、愛情や美しさを象徴する柄です。薔薇の色によって込められている意味が変わり、赤は情熱、ピンクは優しさ、白は純潔などを表します。
薔薇が日本で本格的に根付いたのは明治以降です。大正から昭和にかけて、着物の柄としても取り入れられるようになりました。
薔薇は華やかで洗練された印象を与えるため、結婚式や成人式などのフォーマルなシーンでも着用できます。また、薔薇など洋花をモチーフにした柄は、季節を問わず着用することが可能です。
厳冬でも咲く椿の柄は、気高さや美しさを象徴しています。椿は大正時代によく使われているモチーフであるため、レトロモダンのイメージが強いでしょう。冬(12~4月頃)に着用することの多い柄ですが、他の模様との組み合わせであれば通年でも着用できます。
「百花の王」と呼ばれる大輪の花をモチーフにした柄で、富貴を象徴し、繁栄や豪華といった意味があります。華やかで縁起の良い柄として親しまれ、着物の柄として人気が高く、日本では古くから振袖や留袖に描かれてきました。結婚式や成人式といった晴れやかな場にも適しています。
「麻の葉」は、六芒星のような正六角形を基本にした幾何学模様です。平安時代から使われている文様で、その形状から「麻の葉」と呼ばれ親しまれています。
生命力が強く、まっすぐに育つ麻は、子どもの健やかな成長の意味を持つ柄です。また、幾何学模様には、魔除けの意味もあるとされています。シャープな印象ですが色によってはかわいい印象もあり、レトロモダンの装いに適した柄です。一般的に夏に着用する柄とされますが、縁起の良い他の模様と合わせると、季節を問わず着用できます。

大正モダン着物は、髪型やメイク、小物にこだわると旬のレトロコーデに仕上がります。ぜひ大正モダンなトータルコーデを楽しんでみましょう。大正モダン着物のおしゃれな着こなし方を紹介します。
大正モダン着物は派手なデザインが多めです。ベースメイクは透明感・ツヤ感を出し、濃いめの赤いリップを使うとレトロな雰囲気が出ます。
ボブやフィンガーウェーブなど、大正時代に流行った髪型が合います。大きめのリボンや花飾りといった髪飾りも相性が良く、クラシカルな雰囲気に仕上がるでしょう。
【大正モダン着物に合うメイクのポイント】
レースの付け衿やブローチ、ベレー帽といった洋風小物を組み合わせると、和洋折衷のイメージになります。アクセサリーやバッグも洋風にすると、レトロ感を演出できるでしょう。
大正モダン着物は、洋風の革製ブーツとの相性抜群です。大正モダン着物を着用するなら、取り入れてみるとよいでしょう。裾を少し短めにしてブーツを見せると、足元がおしゃれに見えます。バッグなどの小物もレザーで統一すると、きれいなコーデに仕上がります。
大正モダン着物をレンタルするなら、着物レンタルVASARAの「レトロモダン」プランがおすすめです。「レトロモダン」プランでは、人気のアンティーク着物にレースなどをプラスして、初心者でも簡単にワンランク上のレトロモダンなコーデを楽しむことができます。
着物の色や柄のバリエーションも豊富で、落ち着いたトーンからぱっと目を引く個性派までさまざまなタイプから選択が可能です。帯揚げや和装バッグのレンタル、ヘアセットなどオプションも充実しており、統一感のあるトータルコーデが実現します。
VASARAの着物レンタルは特別な事前準備が不要です。当日は、手ぶらで本格的なレトロモダンのスタイルに変身できます。お気に入りの一着を選んで街歩きや写真撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。
大正モダンは大正時代に流行した都会的・革新的な和洋折衷のスタイルです。鮮やかな原色や落ち着きのあるパステルなどの洋服的なカラーが多く使われているほか、深みのある藍や緑の伝統色も用いられており、華やかな印象が特徴です。
また、柄にはアール・デコやアール・ヌーヴォーといった西洋の芸術様式も取り入れられており、伝統的な着物にはない独自の雰囲気があります。大正モダン着物を選ぶ際は、代表的な矢羽根や市松模様、薔薇、椿、牡丹などの柄から、季節やシーンに合わせて選ぶとよいでしょう。
大正モダン着物を着て街歩きや写真撮影をしたい方は、着物レンタルVASARAの「レトロモダン」プランでワンランク上のレトロモダンコーデを楽しんでみてください。
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