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着物大事典

染めの主な産地と特徴

産地と特徴:加賀友禅、有松・鳴海絞、京友禅

加賀友禅【かがゆうぜん】



石川県の金沢で作られている友禅染。色に特徴があり、加賀五彩という、藍、黄土、臙脂、緑、古代紫を基調色としています。手描き友禅の方法は京都と同じですが、京友禅では模様の内側から外側へぼかすことが多いのに対に、加賀友禅では模様の外側から、内側へ向かって濃い色を薄い色にしていく、「ぼかし」や、木の葉などの模様に墨色の点で描く、「虫食い」の表現が独特です。また、加賀友禅は金箔・銀箔や刺繍などによる加飾をほとんど施しません。また、多くの場合は製作工程の大部分を一人で行っています。最近の加賀友禅の作家ものは、写生風の草花やモダンなデザインで、配色も新しくなっています。



 



有松・鳴海絞【ありまつなるみしぼり】



愛知県名古屋市の有松、鳴海地区を中心に生産される絞り染の総称。江戸時代には数十種類に及ぶ技法が開発され、尾張徳川家の保護下で発展しました。東海道を往復する旅人の高級土産品として人気が高く、広く知られるようになりました。



かつては木綿の絞りが有名でしたが、近年は木綿だけでなく、正絹の振袖や訪問着、着尺も多く作られています。さまざまな絞り技法を駆使した多様な表現や大胆なデザインが特徴です。



 



京友禅【きょうゆうぜん】



京都で生産される友禅染のこと。江戸期の元禄時代(一六八八~一七〇四)に、扇に絵を描く絵師として人気が高かった宮崎友禅斎に始まるといわれます。隣り合う色が混じり合わ京友禅【きょうゆうぜん】



京都で生産される友禅染のこと。江戸期の元禄時代(一六八八~一七〇四)に、扇に絵を描く絵師として人気が高かった宮崎友禅斎に始まるといわれます。隣り合う色が混じり合わないように、糸目糊を用いて防染して模様を描き染めていきます。現在でも模様染の代表です。京友禅で描かれる模様は、多色使いで、花鳥風月などを優美にデザインするものも多く、金銀箔や刺繍もよく用いられます。たくさんの製作工程がありますが、染匠というプロデューサーのもとで、各分野ごとの専門職が分業制で仕上げています。



手で彩色する手描き友禅と、型紙を使う型友禅があり、前者は本友禅、後者は写し友禅ともよばれます。

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